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侘びとはつつしみ奢らざること
徒然草 「生の中におほくの事を成じて後閑かに道を修せんとおもふほどに」 |
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そんな時、心耳を澄まし自分の恥と一緒に時を過ごし、自分の心の中で清算したい。清算した自分のこれからの人生を静かに生きようと考えた。 |
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いろいろと、失敗を繰り返し生き恥に気づかないふりをして、ごまかして生きる時間がいっぱいあったなあと思う。何故か昔の悲喜交々を思い出し、赤面し苦笑いを浮かべる今日この頃。音にならない舌打ち、力の抜けていく自分に気ずく。そんな時がいっぱいある。 |
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それは、小さな家である。でもこの家には、これからの人生の、大きな、はかり知れない希望が詰まっている。 |
今まで社会の荒波にもまれて涙した日もあり、言葉にならない出来事がいっぱいあった。六十何年かの歴史の中にはいろいろな人に関わってきた。返すことの出来ないほどの恩をもらい、又は助けられた。会社の人達それを取り巻く人達或いは家族もちろん子供たち。
勇気をもらい、力をもらい、何とかここまで生きてきた。 |
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さてこれから何をしよう。 |
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頭の中でフイルムが廻るようにいろいろと考える。そうだ、少しゆっくり生きてみよう。社会、家族からほんの少し距離をおいて、妻と二人でいままでの悲喜交々を振り返りながらこれから先のことを真剣に考えてみよう・・・・。ゆっくりと、小さな、この家で‥‥。 |
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大変お疲れ様でした・・・。もう、もう何も考えないで心配しないで自分たちのことを第一にかんがえてみたらどうでしょう。
「苦あれば楽あり」
という諺があります。人生の先輩として「頑張ればこんな良いことがあるんだよ‥・。」という生き方をしてもけっして間違いではないと思います。 |
後輩である私たちもその時になれば、必ずなるほどと納得すると思います。
畑で野菜を作り鶏の卵を拾いに行く朝を迎え、自分のことを妻のことを一日中・・・思う。
将来そんな夢のある老後にしたいなあと強く思っています。
今はその夢の途中です。 |
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